2023年2月25日土曜日

2/23 制札板建替え・宝蔵倉柵改築

 松山自治会ならびに崇敬会・氏子総代相談役のご尽力により、傾いてしまっている制札板(案内板)の建替えと、痛みのひどい宝蔵倉の柵の改築が行われることとなりました。

 2/17祈年祭直来後、関係者立ち合いのもと宮司のお払いがなされ、2/23より着工となりました。4月の例大祭前に完成の予定です。




2023年2月20日月曜日

2/17 祈年祭・山神祭

 「祈年祭」は春の耕作始めに五穀豊穣を祈るお祭りで、「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲の美称であり、「こい」は(「雨ごい」のこいと同じ)祈りや願いで、お米を始めとする五穀の豊かな稔りを祈ることを意味します。【伊勢神宮HP】なお、「祈年祭」と対をなすのが秋の収穫を祝う「新嘗祭」です。

 祈年祭は例大祭・新嘗祭を含めた松尾神社の三大祭りですので、コロナ対策をした上で短時間ではありますが直来を行いました。様々な立場で地域を支えてくださっている方々の、貴重な情報交換の場であることを再確認できました。

 一方、「山神」は産業にかかわる身近な神です。【Wikipedia】本来は、道祖神と同様に部落ごとに祀られていたのだと思います。事実、富士吉田市内にも山神・山ノ神・山之神など表記は異なりますが、たくさんの山神社があります。中でも、新屋山神は全国区となりました。

 松尾神社も世界的に有名な富士山駅の近くですから、アピールの仕方を工夫すると国内外から注目されるのではないかと思います。特に、例大祭は宵宮や還幸祭における提灯・神輿・神楽がとても神秘的ですので、地元の方はもちろんですが、是非とも多くの方に見ていただきたいと思います。昨年は、近くのホテルの宿泊客が参拝してくださいました。

 ところで、余談ですが奥さんのことを「カミさん」と呼びます。その由来は山神は女神であり、恐ろしいものの代表的存在であったことから、中世以降、口やかましい妻の呼称の一つとして「山の神」が用いられるようになったとする説【Wikipedia】が有力です。しかし、諸説あり「いろは歌説」はとても洒落ています。【「なぜ奥さんのことを山の神というのか】 

2023年2月7日火曜日

2/4  厄除け祈願祭

 厄除け祈願申込者は 42名(70歳4名・60歳27名・42歳2名・33歳3名・25歳4名・19歳2名)でした。全国的な問題ではありますが、年代別人数は典型的つぼ型であり、地域の将来に不安を覚える結果となりました。

 一方、春分の穏やかな日差しの中、3年ぶりの豆撒きということで小さな子ども達も含め大勢の方々が集まってくださり、久しぶりに賑やかなお祭りの雰囲気が境内いっぱいに広りました。

 コロナ禍で忘れかけていましたが、改めて行事の持つエネルギーや人が集うことの貴重さを感じました。

 

2023年2月6日月曜日

1/31 蟇目の神事練習会

 源氏物語や平家物語にも描かれていますが、平安時代より弓には魔よけの力があると信じられています。そのことから厄除け神事として、鳴弦の儀(めいげんのぎ:矢をつがえず弦のみを引いて音をたてる)や蟇目の儀(ひきめのぎ:音の出る特殊な鏑矢を射る)が行われてきました。

 松尾神社でも節分祭に厄除け神事として蟇目式を執り行っています。残念ながら鏑矢は高価なので使用できませんが、口上で厄除け・無病息災等を祈念しています。

 今年も富士吉田市弓道連盟から講師をお招きし、練習会を行いました。

【蟇目の口上】

 天も地も 東西南北 これみな大神のものなり

 天下泰平 五穀豊穣 町内繁栄 家内安全 悪魔退散

 福は内 鬼は外 と 祈り奉る