「祈年祭」は春の耕作始めに五穀豊穣を祈るお祭りで、「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲の美称であり、「こい」は(「雨ごい」のこいと同じ)祈りや願いで、お米を始めとする五穀の豊かな稔りを祈ることを意味します。【伊勢神宮HP】なお、「祈年祭」と対をなすのが秋の収穫を祝う「新嘗祭」です。
祈年祭は例大祭・新嘗祭を含めた松尾神社の三大祭りですので、コロナ対策をした上で短時間ではありますが直来を行いました。様々な立場で地域を支えてくださっている方々の、貴重な情報交換の場であることを再確認できました。
一方、「山神」は産業にかかわる身近な神です。【Wikipedia】本来は、道祖神と同様に部落ごとに祀られていたのだと思います。事実、富士吉田市内にも山神・山ノ神・山之神など表記は異なりますが、たくさんの山神社があります。中でも、新屋山神は全国区となりました。
松尾神社も世界的に有名な富士山駅の近くですから、アピールの仕方を工夫すると国内外から注目されるのではないかと思います。特に、例大祭は宵宮や還幸祭における提灯・神輿・神楽がとても神秘的ですので、地元の方はもちろんですが、是非とも多くの方に見ていただきたいと思います。昨年は、近くのホテルの宿泊客が参拝してくださいました。
ところで、余談ですが奥さんのことを「カミさん」と呼びます。その由来は山神は女神であり、恐ろしいものの代表的存在であったことから、中世以降、口やかましい妻の呼称の一つとして「山の神」が用いられるようになったとする説【Wikipedia】が有力です。しかし、諸説あり「いろは歌説」はとても洒落ています。【「なぜ奥さんのことを山の神というのか】
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